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2016年6月23日 (木)

平和な世界ぬどぅ大切 沖縄慰霊の日に  6月23日

沖縄は71年目の「慰霊の日」を迎えました。心から哀悼の意を表します。

今年、沖縄県内69人、県外15人の名が新たに平和の礎に刻銘され刻銘者総数は24万1414人になりました。 沖縄では今も、年に100体を超える遺骨が見つかっていますが、身元が判明しないという状況が続いています。
〝どんなことがあっても戦争はだめ〟
まず犠牲になるのは子どもや女性や弱者です。そして、子どもまで戦闘に動員され、はかり知れない犠牲と苦しみが続くのです。

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 元海兵隊員の凶悪な犯罪により、20歳の未来ある女性の命が奪われました。日米両政府は、事件・事故が起きるたびに、「綱紀粛正」、「再発防止」を徹底すると釈明してきたが実行されたためしはない。このような犯罪などを防止するには、もはや「基地をなくすべきだ」との県民の怒りの声はおさまりません。
 戦後71年にわたって米軍が存在している結果、復帰後だけでも、米軍の犯罪事件が5910件発生し、そのうち凶悪事件は575件にのぼる異常事態です。6月19日に開かれた沖縄県民大会では3つのことが決議され、日米両政府に強く要求されました。①日米両政府は、遺族及び県民に対して改めて謝罪し完全な補償を行うこと。②在沖米海兵隊の撤退及び米軍基地の大幅な整理・縮小、県内移設によらない普天間飛行場の閉鎖・撤去を行うこと。③日米地位協定の抜本的改定を行うこと。

 日米両政府はこの沖縄県民と日本国民の声を真摯に受け入れることを求めます。

  翁長雄志知事の平和宣言

      沖縄全戦没者追悼式  

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 太平洋戦争最後の地上戦の行われた沖縄に、71年目の夏が巡ってまいりました。沖縄を襲った、史上まれに見る、熾烈な戦火は、島々の穏やかで緑豊かな風景を一変させ、貴重な文化遺産のほとんどを破壊し、20数万人あまりの尊い命を奪い去りました。私たち県民が身をもって体験した、想像を絶する戦争の不条理と残酷さは、時を経た今でも忘れられるもので はありません。この悲惨な戦争の体験こそが平和を希求する沖縄の心の原点であります。

 戦後、私たちはこの沖縄の心を拠り所に、県民が安心して生活できる経済基盤を作り、復興と発展の道を懸命に歩んでまいりました。
しかしながら、戦後71年が経過をしても依然として広大な米軍基地が横たわり、国土面積の0.6%に過ぎない本県に、米軍専用施設の約74%が集中しています。広大な米軍基地があるがゆえに、長年に渡り、事件・事故が繰り返されてまいりました。

 今回の非人間的で凶悪な事件に対し、県民は大きな衝撃を受け、不安と強い憤りを感じています。沖縄の米軍基地問題は我が国の安全保障の問題であり、日米安全保障体制の負担は、国民全体で負うべきであります。日米安全保障体制と日米地位協定の間で生活せざるを得ない沖縄県民に、日本国憲法が国民に保障する自由・平等・人権、そして民主主義は等しく保障されているのでしょうか。

 真の意味で平和の礎を築くためにも、日米両政府に対し、日米地位協定の抜本的な見直しとともに、海兵隊員の削減を含む米軍基地の整備縮小など、過重な基地負担の削減を、直ちに実現するよう強く求めます。
特に普天間飛行場の辺野古への移設は、県民の理解は得られず、これを唯一の解決策とする考えは到底許容できるものではありません。

 一方、世界の国々では貧困・飢餓・差別・抑圧など、人命と基本的人権を脅かす多くの深刻な課題が存在しています。このような課題を解決し、恒久平和を実現するためには世界の国々、そしてそこに暮らす私たち一人一人が一層協調し、平和の創造と維持に取り組んでいくことが重要であります。

 私たちは万国津梁(ばんこくしんりょう)の鐘に刻まれている通り、かつてアジアや日本との公益で活躍した先人たちの精神を受け継ぎ、アジア・太平洋地域と日本の架け橋となり、人的・文化的・経済的交流を積極的に行うよう、一層努めてまいります。

 戦争の経験が息づく沖縄に暮らす私たちは、過去をしっかりと次の世代に継承し、平和の実現に向けて貢献を果たす上で、大きな役割を担っているのです。

 本日、慰霊の日にあたり、犠牲になった方々に心から哀悼の誠を捧げるとともに、平和を希求してやまない沖縄の心を礎として、未来を担う子や孫に残すため、誇りある豊かさを作り上げ、沖縄が恒久平和に取り組んでいく決意を、ここに宣言いたします。


平和ぬ世界どぅ大切
ふぃーわ ぬ しけー どぅ てーしち

  金武町立金武小学校 6年 仲間 里咲

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「ミーンミーン」
今年も蝉の鳴く季節が来た
夏の蝉の鳴き声は
戦没者たちの魂のように
悲しみを訴えているということを
耳にしたような気がする
戦争で帰らぬ人となった人の魂が
蝉にやどりついているのだろうか
「ミーンミーン」
今年も鳴き続けることだろう

「おじぃどうしたの?」
左うでをおさえる祖父に問う
祖父の視線を追う私
テレビでは、戦争の映像が流れている
しばらく沈黙のあと
祖父が重たい口を開いた
「おじぃは海軍にいたんだよ」
おどろく私をよそに
「空からの弾が左うでに当たってしまったんだよ」
ひとりごとのようにつぶやく祖父の姿を
今でも覚えている
戦争のことを思い出すと痛むらしい
ズキンズキンと・・・
祖父の心の中では
戦争がまだ続いているのか

今は亡き祖父
この蝉の鳴き声を
空のかなたで聞いているのか
死者の魂のように思っているのだろうか
しかし私は思う
戦没者の悲しみを鳴き叫ぶ蝉の声ではないと
平和を願い鳴き続けている蝉の声だと
大きな空に向かって飛び
平和の素晴らしさ尊さを
私達に知らせているのだと

 人は空に手をのばし
希望を込めた平和の願いを蝉とともに叫ぼう
「ミーンミーン」
「平和(ふい-わ)ぬ世界(しけ-)どぅ大切(て-しち)」

movie
 動画もご覧ください
https://www.youtube.com/embed/l5Tx-W4QOoQ"

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