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2015年3月29日 (日)

強権で辺野古新基地押し付けは許せない  3月29日

サンデーモーニング 3月29日 から

      
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翁長沖縄知事の工事中止指示についても論議されましたが、軽部健介さんと姜尚中さんの発言を紹介させていただきます。

軽部謙介氏
時事通信社解説委員長・ワシントン支局長など歴任

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 いま沖縄をめぐる日本の言説のなかに、今度の基地建設というのは日本全体のために安全保障のために必要なんだから沖縄がまんしなさいという趣旨の言説があるんですね。ですけど、私はその言説を聞いていて、いつも思うんですけれども、ようするに全体のために個が犠牲になれと言っているように聞こえるんですね。民主主義というのは全体のために個が犠牲にならないためにはどうすればいいかということの知恵をしぼるというシステムだと思っていますので、やはり今回の問題というのは、かなり疑問の残る措置だと思うんです。で、同時にもう一つ、県と国の対立という観点でいえば、私は実は沖縄県の初第の県知事、琉球政府最後の行政主席だった屋良朝苗さんていう方を思い出すんですね。屋良朝苗さんと当時の政権は佐藤栄作首相、沖縄問題の担当は山中貞則さんという鹿児島出身の代議士でしたが、この方たちがいろんな難しい問題、毒ガス、核の撤去、円ドル交換とか、次から次と吹き出すいろんな問題を、話し合いを通じて最善の道をつくろうということで、非常に強い信頼関係を持って話し合っていたんですね。もちろん、沖縄県には復帰そのものの中身に対しての反対、屋良さんに対する反対もあるんですけれども、やはり、そういう信頼関係をつくりあげることが一番だろうと、で、実は佐藤さんがそいう信頼関係を作りあげた上でも、なおかつ1970年12月に起こったゴザ騒動(沖縄の言い方ですが)ゴザ暴動事件の時にですね、佐藤さんが言ったんですが「県民の気持ちはわかっているつもりだったと、だけど本当はわかっていないのかも知れない。理解するように努めなければいけない」という言葉を残されているんですね。やはり、こういう謙虚というか内省、知性というか、そういう姿勢というのが、やはり今のこの問題にも求められているんじゃないかという気が致します。

姜尚中氏
政治学者・東京大学名誉教

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瑕疵(かし)がないとか執行停止とか行政訴訟とか、結局、政治が動いてないんですよね。つまり完全に法の問題に移り変わっているといいことは、今おっしゃった通り政治が機能不全状態。これはなぜかというと、命令か服従かという、こういう手法しかないから、でこれである限りは大の虫を生かすためには小の虫は犠牲になっていいよ、だから問答無用の命令服従型の統治方式というのはいかにこういう矛盾をつくりだすかってことなので、本来、政治家が政治の役割をしていないということだと思います。ですから行政府はもう一回自分たちが国の代表である前に政治家であると、政治ってのは結局、法の問題ではなくてあらゆる領域を包み込んで柔軟にやらなきゃいけないので、まず話し合いを。今、政治家失格だっていうことを政府は理解すべきだと思いますね。

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