« 故郷でも「秘密保護法」許さないの声  | トップページ | 秘密保護法案は国民の意思に従って廃案に 11月25日 »

2013年11月24日 (日)

辺野古移設断固反対が名護市民の強い決意 11月22日

 11月22日に沖縄県名護市議会で議決された「普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立承認願書に対する名護市長意見」の冒頭と結びの抜粋を紹介します。
                            (「しんぶん赤旗」2013年11月23日より)

普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立承認願書に対する

名 護 市 長 意 見

 1966年、橋本・モンデール会談により普天間飛行場の返還が合意されました。しかしそれは、県内移設という条件付きであり、多くの県民を落胆させました。
移設候補先となった名護市では、住民投票で半数以上の市民が反対する中、普天間飛行場の代替施設受入れ表明に始まり、七つの条件の提示、V字案での基本合意など、長きにわたりこの問題に大きく翻弄(ほんろう)され、市民が建設反対・容認で二分され続けてきました。
  あれから17年、この状況に終止符を打つべく、私は「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」という公約を掲げ、2010年1月、市民の負託を得て市長に当選いたしました。これは沖縄県における民意の転換点であったと自負しております。時期を同じくして、「最低でも県外」を掲げた民主党が政権を担い、多くの県民が普天間飛行場返還の実現に大きな期待を抱くとともに時代の転換を確信しました。しかし、その公約も「辺野古移設回帰」という形で、もろくも崩れ落ち、県民は再度失意のどん底に突き落とされることとなりました。
  この「辺野古回帰」は逆に県内移設反対への大きなうねりとなり、沖縄県議会の「国外・県外を求める超党派の意見書」全会一致の決議や名護市議会議員選
挙による与党多数、参議院議員選挙、そして沖縄県知事選挙と、沖縄県民の民意となって現れることとなりました。また、「オスプレイの配備撤回と米軍普天間飛行場の県内移設断念を求める『建白書』」を安倍晋三首相に手渡した2013年1月の東京行動には、沖縄県内全41市町村長が参加し、いまや普天聞飛行場の県外移設は県民の総意となっています。
 本意見書作成にあたり、市民生活への影響について、行政組織として調査するとともに市民の声を直接聴取いたしました。これらを総合的に判断した結果、新たな負担を強いる基地の建設を認めるわけにはいかない、ということを確信いたしました。
 普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立について、事業者である国は「環境保全への配慮は適正であり、環境保全の基準又は目標との整合性も図られていると判断した」としていますが、環境保全に重大な問題があり、沖縄県知事意見における指摘のとおり、事業実施区域周辺域の生活環境及び自然環境の保全を図ることは不可能であると考え、本事業の実施については強く反対いたします。

 〈むすびに〉
 名護市では平成25年9月に「名護市環境基本条例」が議決されました。その中で「誰もが先人たちから受け継いできた豊かな環境によってもたらされる恩恵を享受し、良好な環境の中で生活を営む権利を有しているとともに、自然環境の保全及び生活環境の創造によって、良好な環境を次世代へと継承する責務 がある」と「環境権」があることを宣言しています。名護市民はその「環境権」のもと、良好な環境の中で生活する権利を有し、それを次世代に継承する責務があります。
 私たち県民は、68年にも及ぶ米軍基地及び軍人・軍属による事件・事故等の危険・不安にさらされ、人権をも脅かされる生活を強いられてきました。これらの不合理・不条理さは既に我慢の限界を超え、異常事態と言わねばなりません。いくら国防と言えども、一地域に犠牲を押し付け、地域住民の声を無視し、蹊踊(じゅうりん)することがあってはなりません。   
 よって、市民生活の安心・安全、市の財産である自然環境の保全、未来を生きる子どもたちのため、そして私たち名護市民の誇りをかけて、「普天間飛行場の辺野古移設」に断固反対する、これが名護市民の強い決意であります。

  ≪解  説≫

 沖縄県名護市議会は22日、米軍普天間基地(宜野湾市)に替わる新基地建設のための名護市辺野古沿岸部の埋め立てに強く反対し、県知事に承認しないよう求める市長意見を賛成多数(賛成14、反対9、退席2)で可決しました。

 A4判23ページに及ぶ市長意見は、危険なオスプレイが環境影響評価の手続きもないまま安全だとして強行配備されたことなどを指摘。埋め立て事業は▽公有水面埋立法の定める環境保全、災害防止への配慮義務を満たしていない▽ジュゴン、ウミガメの生育環境を脅かす事実の隠ぺいをはじめ事業そのものが不適切―の2点を挙げ「埋め立て周辺域の生活環境、自然環境の保全を図ることは不可能」と強調しています。

 市長意見には、市が文案作成にあたって8~10月、市民から募った意見約2500件のうち特徴的なものを6ページにわたり紹介。「辺野古のキレイでジュゴンがいる海がなくなるのは、いやです」など、子どもから高齢者まで圧倒的多数を占めた新基地建設反対、十数件にとどまった賛成の市民意見を盛り込み、市長意見を裏付けました。

 稲嶺ススム市長は、提案に際して意見の冒頭と結びを読み上げ、「名護市民の誇りにかけて『普天間飛行場の辺野古移設』には断固反対する、市民の強い決意です」と締めくくると、傍聴席に入りきれないほど駆け付けた市民の中には涙ぐむ姿もありました。

 稲嶺市長は議会後、記者団に「市長の意見というだけでなく議会の承認を得たことで大きな重みがある」とのべ、埋め立ての可否を判断する仲井真弘多(ひろかず)知事に意見を尊重するよう求めました。

|

« 故郷でも「秘密保護法」許さないの声  | トップページ | 秘密保護法案は国民の意思に従って廃案に 11月25日 »

沖縄と基地」カテゴリの記事

コメント

みんな!反日に騙されるな!!!
辺野古区民は全員移設賛成だ!!

辺野古区民の真実の声を全国に広げる
http://www.youtube.com/watch?v=NBPxooQTY-g

【チーム沖縄】辺野古の漁師さんに聞いてみた
http://www.youtube.com/watch?v=omcciwCiUfo

【速報】史上初 沖繩辺野古テントに抗議①
http://www.youtube.com/watch?v=7n3Y0MerrMU

拡散希望!選挙管理委員会へ電話してみた【沖縄
http://www.youtube.com/watch?v=UjQmbNIhvH8&list=PLGlgk2NtymEeB76bBxkOUR-fkkt8d2hX5&index=32
2014/06/01(日) 21:13:10 |

投稿: | 2014年6月 1日 (日) 21時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 辺野古移設断固反対が名護市民の強い決意 11月22日:

« 故郷でも「秘密保護法」許さないの声  | トップページ | 秘密保護法案は国民の意思に従って廃案に 11月25日 »