沖縄県議会が抗議決議と意見書を採択 10月22日
米軍人による女性暴行事件に
関する抗議決議
沖縄県警察は、10月16日午前3時30分ごろに沖縄本島中部
で発生した女性暴行事件について、米軍人である被疑者2
名を逮捕した旨発表した。被疑者2名は、共謀の上、被害
者の女性に暴行を加えたとのことである。
復帰後の米軍構成員等による犯罪件数は平成23年12月末時
点で5747件にも上り、本県議会は、事件・事故が発生する
たびに、綱紀粛正、再発防止及び関係者への教育等を徹底
するよう米軍等に強く抗議してきた。
しかし、再び事件は起きた。むしろ悪質さを増している。
現在の米軍における再発防止への取り組みや、軍人への教
育のあり方等はもはや機能していないと言わざるを得ず、
激しい憤りを禁じ得ない。
県民の声を無視し、オスプレイが強行配備される中で、ま
たしてもこのような事件が起きたことは、県民の我慢の限
界をはるかに越え、県民からは米軍基地の全面撤去を求め
る声も出始めている。
よって、本県議会は、県民の人権・生命・財産を守る立場
から、今回の事件に対し厳重に抗議するとともに、下記の
事項が速やかに実現されるよう強く要求する。
記
1 被害者及び家族への謝罪及び完全な補償
を行うこと。
2 加害者の厳正なる処罰を行うこと。
3 米軍人・軍属等の徹底した綱紀粛正及び
人権教育のあり方を根本から見直すこと。
4 日米地位協定の抜本的な見直しを行うと
ともに、基地の整理・縮小・返還を促進す
ること。
上記のとおり決議する。
平成24年10月22日
沖縄県議会
駐 日 米 国 大 使
在 日 米 軍 司 令 官
在 日 米 海 軍 司 令 官
在 沖 米 国 総領 事
あてで決議されました。
(米海軍兵士の集団暴行事件に抗議しデモする人たち)
(デモ参加者の声から)
抗議決議と同じ内容の意見書が
内 閣 総 理 大 臣
外 務 大 臣
防 衛 大 臣
沖縄及び北方対策担当大臣
あてで決議されました。
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