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2012年8月18日 (土)

沖縄戦被害・謝罪および国家賠償訴訟  8月15日

戦時中の政府や旧軍などの行為につい

 責任を問う初の集団訴訟  沖 縄


 戦死者21万人以上といわれる沖縄戦。一般住民の死者の数が軍人を上回る
という過酷な地上戦となりました。今、日本国土の0.6%の沖縄に74%もの基
地が集中し、米軍専用基地が33もあります。安保条約によってどれだけ苦難を
強いられているかしれません。
 沖縄戦で耐えがたい苦難を強いられた被害者や遺族が国を相手に訴訟に立
ちあがったことを知って、「基地のない平和な沖縄を」実現するたたかいの一環
としての、連帯の気持ちでいっぱいです。
 東京大空襲の被害者と遺族113人が、救済や保証を怠ったのは違法と国を
訴えて係争中ですが合い呼応するたたかいです。

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(8月15日 沖縄地裁前での原告団)

 太平洋戦争末期、一般住民を巻き込んで壮絶な地上戦が行われた沖縄戦
(1945年)で被害を受けた民間人やその遺族らが、国に対し謝罪と損害賠
償を求める「沖縄戦被害・謝罪および国家賠償請求訴訟」の原告40人が15
日、那覇地裁に提訴しました。
 訴状は、旧日本軍による戦闘・戦時行為が多数の死傷者を出したことを「国
の国民保護義務に違反する不法行為」とし、謝罪文の交付と原告1人当たり
1100万円、総額にして4億4000万円の支払いを求めています。

原告は空襲や艦砲射撃、「集団自決(強制集団死)」などの被害者や戦争孤児ら

提訴後の記者会見で原告は、「人間として生きた証しを残すため
訴訟に勝利し、亡くなった家族の無念をはらしたい」と訴えました。


 
原告に加わった那覇市の比嘉千代子さん(79)と、めいの山川幸子さん(71

)も、日本兵に集落壕から強制的に追い出され、肉親を失った遺族。

 沖縄戦当時、比嘉さんは12歳、山川さんは3歳。豊見城村長堂に住んでい

た。戦況が激しくなり集落壕に避難した際、刀を抜いた日本兵に「貴様らの首

は1銭5厘だ。ここは兵隊の壕だ」と脅され、翌日までに壕を出るよう伝えられ

た。

生き残った家族から追い出しの様子を聞かされており、比嘉さんは「軍は国を

守るため。みんな従うしかなかった」と振り返る。

 その後、2人は家族や親戚の親子と共に北へ向かったが、首里で日本兵に

引き返すように言われ、艦砲射撃の最中、旧真壁村新垣の壕にたどり着き、

9人で米軍の砲撃をしのいだ。

しかし、近くに落ちた米軍の砲弾の破片で、比嘉さんは右太もものほか全身

11カ所を負傷。米軍が投げ込んだ手りゅう弾で比嘉さんは父を、山川さんは

両親と妹を失った。

 比嘉さんは今も「集落の壕から追い出されなければ、みんな生き残っていた

かもしれない」と悔しさが込み上げる。「軍人は住民を守らなかった」。憤りも

消えない。

 イラク戦争などで対外的に経済支援する日本政府が、沖縄戦で被害を受け

た全ての県民に補償しないことが許せない。比嘉さんの胸や腕にはまだ砲弾

の破片が残っている。「すべて戦争のせいだ。しっかり補償を」と訴える。

 山川さんには当時の記憶はない。十数年前まで存在していた妹の戸籍が、

理由は分からないが現在消えており、「裁判で妹が生きていた証しがほしい」

という思いで訴訟に臨む。

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 顔すら覚えていない肉親を戦争で奪われ、きょうだいがいたかどうかも分か

らない。国に対し、この悔しさや怒りを「あなたたちが私たちの立場ならどう思

うのか」と問いただすつもりだ。

 野里千恵子原告団長は「67年の間、私たちは国に見放されてきた。これま

で個々人で訴えてきたが、かなえられなかった。今回の訴訟では原告が一丸

となり、希望をかなえていきたい」と訴えた。

 瑞慶山(ずけやま)茂弁護団長は「国はきちんと謝罪し、戦争被害の実態調

査を含め、軍人・軍属、民間人を区別せず平等に補償すべきだ」と述べました。

 弁護団は引き続き原告を募り、順次提訴していく方針です。

沖縄・民間戦争被害者の会の推計では、援護法が適用されず無補償の死没

者数は約6万7千人に上るといいます。

 

 

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コメント

日本の私たちは、沖縄戦の真実を知らねばならないと思います。そして、なぜ、どのようにしてあの残虐なことが起こったのか、それを引き起こした責任者を明らかにする必要があると思います。
http://blog.livedoor.jp/kisaragi2012/archives/7799072.html

投稿: | 2012年8月31日 (金) 17時13分

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