オオウメガサソウが開花 6月17日
“森の妖精”と呼ばれるオオウメガサソウ
アカマツ林の林床に
地下茎を伸ばして生息する貴重な植物 写真の画面をクリックすると大きくして見れます。
ホームページひたち海浜公園でオオウメガサソウの特別公開が6月12日~20日まであることを知りました。
私はオオウメガサソウとはどういう植物か全く知りませんでしたが、茨城県の絶滅危惧種に指定されていることを知り、すごく興味が湧き見に行くことを決めました。行くのなら初日にと12日に出かけましたが開花を見ることはできずに帰りました。(13日に投稿)
オオウメガサソウの開花を見れました
17日に再度訪問
平日でしたがたくさんの方が参加されていました。
前回とは違ってオオウメガサソウが何ヶ所かで開花していて、開花の状況を少しでもきれいに写そうと一生懸命に写真を撮りました。
(花に妖精にふさわしい気品さがあります)
オオウメガサソウの生育地域には、他にイチヤクソウやウメガサソウ、オオバノトンボソウなども育っていました。
その他にも様々な植物が生息し自然の恵みを体感できました。
天候の影響で1週間開花が遅れたこともあり、公開は27日(日)まで延期されたそうです。
オオウメガサソウの保全に取り組んでいる人たちがガイドとして案内してくれ、毎日7回公開がされています。
オオウメガサソウの生育地域は、入れないように竹柵がしてありました。
世界分布の南限地
ひたち海浜公園内ひたちなか自然の森
オオウメガサソウは、北半球のシベリア、アラスカ、など冷温帯から亜寒帯を中心に分布し
、日本では北海道、青森県、茨城県ひたち海浜公園など、ごく限られた場所に自生しています。
(木陰にオオウメガサソウがつぼみを)
主にアカマツ林の林床で地下茎を伸ばして生育していて、ウメによく似た花を笠状に下向きに咲かせることからこの名が付けられました。ガイドの話では、ひたちなか自然の森では1965年頃からアカマツ林が衰退し、林床が荒れ、「絶滅してしまう」のではと危惧したこともあったそうで、継続した対策が必要だそうです。アカマツ林と林床の保全に苦労されているようです。
(松葉が積もり地下茎で結ばれているオオウメガサソウ)
地下茎が伸びてつながっているという話を聞いて、オオウメガサソウが群れている姿に自然の不思議さを感じました。
ハイネズとスカシユリ
ガイドの方が多くは語りませんでしたが、海岸の乱開発で海辺にいっしょに生息しているハイネズとスカシユリが減ってきてスカシユリは激減しているそうです。
(ハイネズの茂みがあちこちに)
ハイネズについて海辺でよく見るのがそうだろうと思いましたが、名前を認識したのは初めてでした。
帰りの途中で針葉樹で緑色の実を付けた植物が「ハイネズではないだろうか?」と思いつつ写真を撮ってきました。家で図鑑で調べてみてハイネズだと確認しました。
ちょっとした事ですが、私には貴重な勉強となり、スカシユリが咲く頃が楽しみになってきました。 httpここをクリックするとアルバムへ://urano.cocolog-nifty.com/photos/ohoumegasasou/
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