国営に自生するやまゆり 7月25日
豊かな里山に育まれてきたやまゆりに感嘆
開花までに5~7年も 写真の画面をクリックすると大きくして見れます。
最近、茨城県の国営ひたち海浜公園でスカシユリの花が最盛期であることを知りました。7月から8月にかけて最も暑い時期にユリが咲くということに、すごく興味が湧いてきました。そうした時に、埼玉でも国営で自生のやまゆりの花が最盛期であることを知り、すぐに出かけました。
やまゆりが公園内のあちこちで開花
の開演は午前9時半ですが、開演を待つ人が50人ほどいました。開演 すると思い思いに公園内に分かれて行きました。私は、この公園に来るのはこれで3回目なので、だいたいの地理がわかりますの、やまゆりを求めてひたすらに歩きました。
歩く道すがらあちこちにやまゆりの花が咲いていました。
第一の目的地は古鎌倉街道の群生地
群生して開花しているやまゆりが見えてきましたが、既に何人もの人が保護の綱に近づいて写真を撮ったりしていました。群生は「すばらしい」の一言でした。花はまさに見頃でした。しばらく待って私も写真を撮って次の地点を目指しました。
第二の目的地は梅林
梅林で驚いたのは、帯化(たいか)やまゆりでした。普通は一株に 一輪の花ですが、ここには一株に何輪もの花が付いて咲いているのです。(こういう状況を帯化というのだそうです)
こういうゆりの開花を見たのは初めてで、感嘆したり驚いたりしてしまいました。
第三の目的地は野草コース
野草コースに向かう頃から、大降りではないのですが雨が降り出してきました。私は方向感覚を失って 迷ってしまい、やって来た人に聞いてようやく目的地に着きました。野草コースを歩く人はあまりいませんでした。野草コースではやまゆりの群生などは見られず、レンゲショウマ、フシグロセンノウがきれいに咲いていました。キキョウはあちことで咲いていましたが最盛期は終わっていました。お地蔵さまが路肩に一体あり、そこには賽銭が供えられていたのが印象に残りました。
やまゆりが自生しているのは日本だけ
公園の解説チラシによると、ユリは世界に96種確認されていて、北半球のみに自生。日本では15種が自生し、そのうち8種は日本固有の種だそうです。公園で開花しているやまゆりは開花するまでに5~7年もかかるそうです。
帰りに出口で職員に「ここのやまゆりは全部自生の物ですか」と質問しましたら「そうです。武蔵丘陵の豊かな里山に育まれ現在に至っていて、これからも保全に努力します」とのことでした。
昼食のために「雅の広場」へ
スイレン、珍しいトンボなど
弁当を食べるために「雅の広場」まで歩きました。ここに着いた時に は雨は上がって、蒸し 暑くなっていました。「雅の広場」には池があって、そこにはスイレンが咲いていました。
おにぎりを食べ終わってからゆっくり池を観ていると、何種類ものトンボが飛んでいました。私の知らないトンボで、珍しいので一生懸命に写真を撮りました。家でトンボ図鑑で調べたところ、チョウトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボだと思われます。
でこの日、約1万歩を歩き、雨が降ったりし条件が悪く、足や腰に痛みが出たりして困りましたが、やまゆりの花を見に行って本当によかったと思いました。暑さに負けずに咲いているやまゆりに元気をもらってきました。 httpここをクリックするとアルバムへ://urano.cocolog-nifty.com/photos/yamayuri/
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