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2009年6月 3日 (水)

加須市「浮野の里」(うきやのさと)を今年も訪ねました  6月2日

「浮野の里」の貴重な遺産を大切に
   トキソウの保護・育成に献身  

 写真の画面をクリックすると大きくして見れます
 昨年、トキソウを見せていただいてから知り合いになった橋本庸さんを今年も訪ね話しを聞かせていただき、トキソウの写真も撮らせていただきました。その後、「浮野の里」を1人で見て歩きました。
  クヌギ並木は江戸時代からの貴重な遺産
 この間、橋本庸さんたちが歴史研究を重ね、新しい発見がありました。「浮野の里」にはクImg_4159 ヌギ並木が何ヶ所にもあります。なぜ、クヌギ並木があるのだろうかと疑問がありました。「浮野の里」のある北篠崎の小林家古文書の中から、1876年(明治8年)に作られた、手書き彩色図(手書きの地図)が発見されました。その地図の中に、クヌギ並木が記載されていました。
 また、1887年(明治20年)行政の古文書の中に、クヌギ通りに関する記載が発見されて、クヌギ通りの解明が進みました。古文書によってわかってきたことが、2点ありました。
第一点は、天明3年(1783年)8月に浅間山の大噴火があり、大量降灰で河床が上昇しました。天明6年(1786年)に大豪雨があり、江戸も浸水。幸手の権現堂堤も決壊し、「浮野の里」の北篠崎地域も大きな被害を受けました。(天明は江戸時代)
 こうした中で、水害対策として堤とクヌギが植えられたということです。
第二点は、明治になってから、材木、薪、炭などが不足し、東京や秩父から購入していました。この対策としてクヌギが重視されるようにったということです。
 ですから、「浮野の里」にあるクヌギ並木で古い木は200年以上の樹齢があると予想されます。この話しを聞いて、先人達の貴重な遺産を大切にし今に生かすことが私たちに求められていると思いました。
  「浮野とその植物」が埼玉県の天然記念物に指定されていて、昨年2月には、埼玉県「緑のトラスト保全10号地」に指定されました(要所、要所を選んで)。
  トキソウの保護・育成に努力が重ねられています
Img_4134  トキソウが関東平野の一角に生息することはめずらしいことだそうです。埼玉県ではトキソウは希少野生動植物に指定され、絶滅危惧ⅠA類に指定されています。
 このトキソウを保護し育成していくための努力が行われています。自生地の原種から埼玉県農林研究センターの研究もあって、橋本庸さんなど4人のもとで、将来の必要に応えられるように育て、毎年増やし続けています。自生地への里帰りの努力もされているそうです。
    鍬形カブトムシを自然に返したい
 「浮野の里」のクヌギ並木の中で、約400㍍ある県ふるさとの道(県が所有)を歩いていて
Img_4165 、加須市の親子に会いました。話しを聞きますと、家で飼っていた鍬形カブトムシを自然に帰そうと、クヌギがいっぱいある「浮野の里」にやってきたそうです。籠には3匹入っていましたが、クヌギの根元に返しました。3人でクヌギ並木を全部歩き、散策木道も全部歩きました。
 200年以上の樹齢を思わせる大きなクヌギもありましたが、橋本さんの説明も聞いていたのでなおさら実感できました。3人で楽しい一時でした。

   

   httpここをクリックするとアルバムへ://urano.cocolog-nifty.com/photos/ukiyatosyokubutu/
 
 

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